わが地域に必要なこと

岐阜県公立高校入試は、

多くの高校で倍率が1倍に近くなっています。

送り出す側からすれば、

こんなありがたい状況はないのですが、

高校入学以後のことを考えると、

良いことばかりではありません。

まず、倍率が低くなると、生徒の学力レベルが下がります。

そして、厳しい高校入試を経験しなかった生徒は、

「大学受験も何とかなる」という感覚に陥りやすくなります。

大学受験においては、

人気大学の倍率は5~6倍が当たり前で、

同じような学力の受験生との勝負の中で

自分自身が第一志望大学に合格するのは、

並大抵のことではありません。

高校生の間に受ける模試についても、

各高校が成果を競うあまり、

過去問による模試対策に励むため、

比較的楽観的な合格判定をもらうことができます。

この小さな成功の積み重ねによって、

生徒たちは自然と「取り組んだことがある問題」の

その解法だけ身につけようとするようになり、

本質的な理解なしに、

根拠のない自信を持って過ごしていくことになります。

受験本番になって初めて現実を知り

愕然とする生徒がとても多いのです。

受験に対する真剣な取り組みは、

それ自体とても大きな財産なのです。


倍率1倍の公立高校入試は本来ありがたいものです。

地域のトップ校を目指していたとしても、

早い時期から合格できる見込みのある生徒はたくさんいます。

であれば、

比較的時間にゆとりのある中学生の時期から、

将来に向けて何が必要かを考え、

進路に向かって取り組みを始めれば、

高校生活をもっと充実したものにできるのではないでしょうか。

私立中学に進学し、中高一貫教育を受けている生徒は、

中3ですでに高校数学に取り組んでいます。

また、英語教育も熱心な一貫校が多いため、

中3で英検準2級合格はごく普通のこととなっています。

対して公立中学の生徒は、

高校受験に内申点を求められるため、

幅広く何でもできることに価値観を持つことになります。

そのため、何か特定の科目を伸ばそうとは考えず、

高校に入学しても文武両道を目指し、

部活に宿題に励むのです。

ライバルとなる私立中高一貫校の生徒と、

高校入学時点で大きな差があることを知らずして。


愛岐ゼミは岐阜市や愛知県に教室を出し、

私立中学にもたくさんの生徒を送り出しています。

この地域の公立中高の常識は、

大学受験に通用しないことを思い知らされます。

もちろん、公立出身の人材には公立出身にしかない能力もあります。

文武両道も大いに結構です。

ただ将来の目標が定まっているのであれば、

中学の間にしっかりと高校につながる勉強に取り組み、

高校での生活を充実したものにできるよう、

準備をしていく必要があるのではないでしょうか。

愛岐ゼミ西可児教室では、

公立中学で学ぶ生徒のために、

「中学生からの大学受験コース」「私立高校受験コース」

を開講することになりました。

将来を見据え、

今できることをしっかりと取り組もうという生徒をお待ちしております。

愛岐ゼミ 西可児教室より

愛岐ゼミ西可児教室

岐阜県可児市の少人数制進学塾 愛岐ゼミ西可児教室のページです。

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